人は彼をカリスマ薬剤師と呼ぶ・・・か? 第8章・病院実習





関東の大学の病院実習(病院・薬局実務実習)は6月から10月の間の1ヶ月間に行われます。星薬科大学の場合、6月か10月のどちらかになります。3年の秋頃に配属先の希望調査が行われ、翌年の4月に配属先が発表されます。

現在ではほとんどの薬学部で必修となっているようです。個人的には必修単位とするのは反対ですけど、行けばそれも貴重な経験となるのではないかと思います。とくに、就職のことを考える時に、調剤薬局や病院が自分に向いているのかいないのかの判断に使えると思います。(そのためには、病院実習をなるべく早く終わらせておいた方が良いです。)わたしはちなみに、病院や調剤は向いていないと感じました。(笑)

星薬では希望を第10希望まで書いて提出します。はっきり言って、そんなに書けませんが、都内・県内の受け入れ病院をあっちこっち書いた結果、配属先は大■東総合病院(6月)となりました。

病院実習1日目。念のためスーツで向かうことにします。自宅から病院まではそれほど距離はないのですが、乗り継ぎがひどく悪く、念のため早めにでたところ、病院の薬剤師さん1人ともう一人の実習生しかまだ来ていませんでした。

この、もう一人の実習生に助けられた部分は大きかったと思っています。やはり、一緒に実習する学生とうまくやっていかれないのは結構ツラいものがあると思いますが、割とおもしろいコで最後まで何の問題もなく実習を進めることが出来ました。某外資系生命保険会社に内定が決まっているという異色の薬学生でしたが、病院実習に対する考えが同じレベルだったので(要するに大してやる気がない)楽しくやれたのではないかと思います。

初日は、簡単な説明のあと、院長・事務局長へのご挨拶。この挨拶回りの時に初めて薬局長と出会うわけですが、最初はずいぶん愛想の悪い人だなと思ったものの、実はとてもおもしろい人だったことがあとになってわかります。

その病院でクスリを扱っている部署が2カ所に別れているため、私が前半の期間に点滴などのセット、もう一人の実習生が調剤を行い、途中で交代する形をとりました。

初日からいきなり点滴のセットです。当然、薬剤師の人があとで鑑査をするわけですが、元々緊張しているわけで(といっても、大して緊張しているわけではなかったのですが)なかなかスムーズに体が動かない。第一、どこに何があるのかまったくわからないわけですからね。

だんだんと手つきもなれ、ナースステーションでのカルテの見方や点滴の種類などの説明なども受け、前半を終わることになります。

後半は、いよいよ調剤です。こっちの方が薬剤師っぽい感じがします。秤量の仕方から賦形に関する説明などをうけ、実際に調剤をしてみることになります。

しかし、これもどこに何があるのかわからない。一応、棚の配置のことが書いてあるファイルがあるので、それをみながらピックアップし、鑑査に回します。きちんとみているはずでも規格を間違えていたり(1.0gと0.5gの間違いとか)、鑑査の重要性がここでわかるわけです。(笑)

こっちでは、服薬指導にもついていき、簡単なクスリの場合は自分で説明することもありました。当然、横についていてもらうわけですけど。そういえば、このとき一度だけ内科のドクターと間違えられたことがありましたな。悪い気はしませんでしたが。

混注をやっていない病院だったので、注射剤絡みの業務は少なかったものの、軟膏の混合もやりましたし、麻薬などの保管金庫を見せてもらったりといろいろと勉強になりました。

調剤をやっている期間、一日だけとなりの調剤薬局へ行く日がありました。基本的なには病院薬局でも調剤薬局でもやってることは同じです。でも、調剤薬局は朝から晩まで調剤だけ。正直、息が詰まる・・・。ドラッグストア併設型だったので、OTCの説明みたいなものもやらせてもらえたらおもしろかったんじゃないかなぁって思っています。

実習中に病院のいろいろなところの見学を行うことが出来ました。最初に行ったのは検査室。ここでは患者の尿・血液などの検査を行っており、自分たちの血液検査もおまけでやってもらえました。結果は良好でしたが。もう一つは、レントゲンなどの見学。CTやMRIを実際に見学し、ここでは驚きの連続でした。特に、体内を立体的に画像化出来る装置はかなりのもので、自分の体内を立体的に撮影してみたいなと、実はひそかに考えてしまいました。(笑)3つ目は、オペ見学。オペは眼科の白内障手術と腎の全摘オペでした。白内障手術の方は家族の見学に混じり、オペ室の外にあるテレビモニターをみるのですが、目に針が刺さったりしているのをみるのは大変気持ち悪い。そのあとで見学した腎のオペの方がまだマシでしたね。もっとも、そのオペの方は位置的にあんまり見れなかったんですけど。

そんなこんなの一ヶ月間、遅刻もなく無事に実習は終了しました。途中で、薬局長ともう一人の薬剤師さんと飲みに行く機会がありいろいろな話を聞くことが出来それも参考になりましたし、なにより病院の薬剤師さんがいい人達だったので、楽しく実習が終わらせることが出来たのはラッキーでした。結構ツラかった一ヶ月であったのも事実ですけどね。なにしろ、初めの頃は家に帰ったら速攻で寝てしまうような生活。就職しても初めのうちはきっとこんな感じかもしれません。

第9章は、薬剤師国家試験についてです。


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