人は彼をカリスマ薬剤師と呼ぶ・・・か? 第5章・大学生活:3年





大学に入った頃。3年生とか4年生ともなると、薬のことをさぞかし良く知っているのだろうなぁと考えたものですが、自分が3年生になってみるとそんなことは全くなく、せいぜい2年の後期で勉強した基礎的な薬理がわかる程度。

しかし、3年のカリキュラムをみると専門的な科目がどんどん増えています。当然、科目に内容が濃くなるにつれ試験もそれなりに大変になっていくわけです。

はっきり言えば、薬学部の試験勉強は暗記です。一に暗記、二に暗記。内容が専門化すると言うことは、覚えておかなくてはならないような内容を学ぶわけですから、当然のことかと思います。

このころになると、1・2年の頃では信じられないような量の試験資料を暗記しテストに臨むようになり、だれでもある程度の意識の変化が現れてくる頃だと思われます。

そんな頃、私は秋頃から新しいバイトをはじめました。それまでは、大学の実習の都合もあり、週に一度個人指導の塾の講師をやっているだけでしたが、実習が一段落した期間があり午前中の大学の授業が終わると午後からバイトに行く生活をしていました。家に帰るのは23時をすぎてしまいます。

特にそのころはバイト先のオープンとも重なり、連日23時までのバイトをこなしていました。すると、だんだんと大学の遅刻が目立つようになり、やる気の欠如もあったのでしょうか、念のためにバイトを休みにしたものの、後期の本試験は壊滅的な状態となってしまいました。

星薬では、本試験でダメでも再試験で通ればとりあえず単位取得となります。そのときはそれでもがんばったつもりでしたが、2年の科目の積み残しもあり、欠単数は6となってしまいました。(欠単数とは落としてしまった科目の単位数のことです。)

前年の基準では6欠単まではギリギリ4年になれる成績でもあり、なんとか塀の内側に落っこちることはまぬがれたかと思っていましたが、その年の進級判定会議(教授会)で決定された基準は5欠単。その年から基準が厳しくなってしまったのです。(現在では、年度の始まりに進級基準を発表する形式に改められています。)

当時、本格的ではないにしろ就職活動もしていたので、かなり痛手は大きいものでした。また、ただでさえ高い学費を払う私立薬学部です。親にかける負担は更に大きいものとなってしまいました。

結局、学費に関しては本人の心配するようなこともとりあえずはなく、就職に関しても理解を示してくれる会社ばかりでしたので、今後同じ失敗を繰り返さないよう新年度を迎えることになりました。

新年度を迎えてみると、同期はみな4年になっているわけです。特に、4月の頭に大学で健康診断があるわけですが、今までは別の学年だった新3年と一緒に受けることとなり、かなり微妙な心境であったことを覚えています。

星薬では留年した場合、次の学年(私の場合は4年)の科目を受講し、試験を合格すれば単位を取ることが出来ます。4年になった同期と一緒に授業を受け、受講した科目のすべての単位を取得することとなりました。

相変わらずバイトは続けていましたが、一時期に比べれば回数も少なくなり、(無遅刻無欠席ではないものの)それなりに学生生活を過ごすことが出来ました。

そんな2回目の3年生も終わりを迎えると、同期は卒業することになりました。それまでは学年が違うとは言え、昼休みなどは一緒にいることも多かったわけで、やはり寂しさを感じました。大学院に進学した友人が多かったのはせめてもの救いと言えましょう。

そして、1年遅れながら、いよいよ4年となる日が来るのでした。

第6章は、大学生活:4年です。


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